長かった梅雨が明け、ようやく乾草ロール作りを行いました。
厳しい暑さの中でしたが、草の生えない冬場の牛たちの食糧確保を賭けた、一年で最も忙しく、大事な仕事です。
(最初の冬は輸入乾草を購入したのですが、山に自然に生えてくる草を使わないのはもったいないので採草を始め、2回目の冬は草を買わずに越えることができました)
草を刈って天日乾燥させたものを集めて丸めるのですが、途中で雨に当たると品質がかなり落ちてしまうため、天気を見極めるのがとても大切。
昨年のロール作りの様子や冬場の給与状況を知る精鋭5名で行い、延べ103時間の作業でできたロールは165個でした。
※昨年は延べ131時間かけて170個(約30個余ったので今年は微減)
農協から借りるモア(草刈機)が手押しタイプから乗用タイプに変わったことで約20時間短縮、その他の工程も去年の経済から要領を掴めたからか、短い時間で終えることができました。
全てトラクター等の機械で済ませれば、人手も時間も大幅に削減できるのですが、山の上のそれなりに傾斜のある場所で採草しているため、危険度が高いのです。
(同じ場所で県営育成牧場時代にトラクター横転事故があったと聞きます…)
この土地に合ったやり方を少しずつ探りながら、来年また省力化を図れるよう記録を残しておきたいと思います。